島医者の離島日記 〜"あの先生"であったこと〜

島医者の経験をもとに都市部の医療と比較

〜第1章〜 2020.5 -初めてのGW-

前回は誕生日に良くないことが起こるジンクスのお話をしました。今回からは5月に入り、赴任後初めてのゴールデンウィーク(GW)についてお話しします。

休みだけど休めない

南大東診療所は基本的に土、日、祝日が休みで通常診療は行っていません。しかし、島には私一人しか医師がいないため、島民に何かがあれば対応をします。休日は自宅待機してないといけないわけではありませんが、今回は赴任して初めてのGWということと、コロナ禍であまり出歩くことができず、基本的にはやーぐまい(沖縄の方言で"家に篭る")していました。自宅で待機している間は、2020年度末に提出をしなければならない総合診療専門医の課題を作成することにしました。GWで連休ではありますが、いつ呼ばれるかわからないというプレッシャーがあり、なかなか"お休みモード"にはなれませんでした。

大東マグロ。赤みがぶりっとしてて美味しい。

新しい休日の過ごし方

そこで、休日だからといってダラダラ遅くまで寝ないで活動をすることにしました。いわゆる"朝活"です。南大東島には大東寿司、マグロのジャーキー、カボチャなど名物がありますが、大東羊羹も名物の一つです。大東羊羹を島民の方から頂いたのを思い出して小豆トーストを作ることにしました。朝8時までには起床し、朝食を摂りながら、コーヒーを飲んで1日を始めると、とても気分が良いことに気づきました。

小豆トーストとコーヒー。これからだんだんおしゃれさを追求し始めます。笑

それ以降、休日はある程度早い時間に起きて、朝活を始めることにしました。このように初めてのGWは朝活に目覚めるきっかけとなりました。次回は"嬉しい贈り物"について少し話します。