島医者の離島日記 〜"あの先生"であったこと〜

島医者の経験をもとに家庭医療学を広めたい

〜序章〜 南大東島 その1

今回は『南大東島』について話そうと思いましたが、、、

色々まとめていたところ、『南大東島』というテーマだけで数ヶ月のブログを書けてしまいそうなくらいの量になってしまったので、今回は大枠をお話しして、私が経験した話と交えながら少しずつ深めていくことにしました!

と言っても、2部作です。笑

 

南大東島の特徴といえば、何と言っても『ビーチがない!』

沖縄県の離島といえば白い珊瑚礁の白浜ビーチ。。。。と想像しますが、そんなのありません!笑

そのため船は接岸できず、人や荷物はクレーンで島に上陸させます。

観光として船から上陸する体験もできるため、南大東の"ディズニーランド"と言われています。

このような岩場で囲まれています。

南大東島は沖縄県那覇から東に360km離れた場所にある人口約1,300人の島です。

本島からは飛行機で片道約1時間(毎日2便 島民割引で往復2万円)、船で片道約15時間(週1回 往復1万円)かかります。
この本島からの遠さが島での医療にもかなり影響していました。

google mapで調べてみると遠さを実感できると思うのでお試しあれ!

 
歴史を振り返ると大東島を開拓した方は東京八丈島の出身であり、大東寿司、大東相撲、大東太鼓などの江戸文化が現在も継承されています。
沖縄本島と八丈島の人が混在しているため、沖縄と東京(江戸)の文化が合わさっている面白いところがあります。

島民がご馳走してくれた大東寿司

 

 

そのためなのか、東京出身の僕にとって、海の果てにある絶海の孤島でしたがなんだか親近感のある居心地の良い場所でした。
 
以上、南大東島の立地と文化についてのお話でした。
次回は『〜序章〜 南大東島 その2』
産業や住民のことに触れつつ、南大東島が舞台となった映画の紹介もしていきます。